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シティプラザ運営委員会が初会合(平成30年8月15日号)

収支と市民満足度 有識者が論議

久留米市は、「久留米シティプラザ運営委員会」を設置。運営のあり方や収支の改善を、有識者が議論します。
初会合が7月31日に開かれました。

検証の3年目

 久留米シティプラザは、平成28年4月に開館しました。久留米では鑑賞できなかった一流の楽団の公演や人気の舞台などが実現。国際的な学会などの開催数も倍増し、これまでに120万人以上が来館しました。
 一方、運営上の課題も見えてきました。昨年度は、施設使用料やチケット販売など1億4000万円の収入に対し、支出は運営・管理費や人件費など8億5000万円で、7億1000万円の赤字。今後の施設改修や設備更新の費用を加味すると約10億円に上ります。
 同プラザは公共施設なので、収支の差が文化芸術の振興やにぎわいづくりの費用といえます。しかし、その額が適当か、効果的な運営はできているのか、これまで庁内プロジェクトで議論してきました。続いて設置したのが同委員会です。

料金や予約ルールを検討

 委員は10人。企業経営や劇場運営、文化芸術などの有識者で構成されます。
 初会合で、大久保勉市長は「必ずしも黒字にしようとは思っていません。市民の皆さんが、支出額に見合うと納得できる使い方を検討してほしい」とあいさつしました。その後、事務局が、収支の状況や優先事業の選定方法、施設ごとの稼働率などを説明。委員からは、「経済波及効果など、総体的に考えるべき」「収支を改善しないと長続きしない」「直営期間後の体制も考える時期では」などの意見が出されました。
 最後に、今後の検討項目を、料金のあり方や高収益の催事の誘致、利用調整のルール作りなどとすることを確認。結果を市長に助言し、運営に生かします。

【問い合わせ先】久留米シティプラザ総務課(電話番号0942-36-3081、FAX番号0942-36-3087)

久留米シティプラザ運営委員会 委員名簿

所属=筑邦銀行代表取締役頭取
氏名=佐藤清一郎(委員長)

所属=久留米商工会議所副会頭
氏名=森光栄一

所属=TKコンサルティング代表取締役社長
氏名=桑野隆裕

所属=久留米連合文化会会長
氏名=木村清吾(副委員長)

所属=市校区まちづくり連絡協議会理事
氏名=別府弥生

所属=久留米大学理事
氏名=有馬彰博

所属=市教育委員会教育長
氏名=大津秀明

所属=RKB毎日放送ラジオ局長
氏名=安田瑞代

所属=西日本新聞社久留米総局長
氏名=中西昌人

所属=市文化芸術担当部長
氏名=宮原義治

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