トップ > 広報くるめ > 市立学校の働き方改革に理解と協力を
学校の先生の長時間勤務が社会問題になっています。
久留米市立の小・中学校と特別支援学校は「学校閉庁日」を新たに設けるなど、学校の働き方改革を進めます。
平成29年4月、文部科学省が先生の勤務実態調査を公表しました。
1週間当たりの勤務時間が、過労死ラインと言われる60時間を超える人は、小学校で約34%、中学校で約58%でした。
久留米市立学校も、このような長時間勤務の状況にあると考えています。
分かりやすい授業をしたり、子どもとしっかりと向き合うことが、児童や生徒の充実した学校生活につながります。
それには先生の心身のゆとりが必要です。
今年の夏休みから、学校の働き方改革の新たな取り組みをスタート。休暇を取りやすいように、毎年8月12日から16日までを「学校閉庁日」に設定。この期間、学校には誰も居ません。緊急時は、教育委員会総務(電話番号0942-30-9213、FAX番号0942-30-9719)に連絡してください。
この取り組み以外にも、昨年9月からは、市立小・中学校と特別支援学校で、「市内一斉定時退校日」を実施。この日は17時過ぎに全ての先生が一斉に退校しています。また、出退勤の状況が分かるように、今年度はタイムレコーダーを導入。実態を把握するとともに、学校単位で業務改善を進めるなど、教員の働き方改革をさらに進めます。
学校の先生が授業や子どもの指導に全力で当たれるよう、取り組みへの理解と学校運営への協力をお願いします。
【問い合わせ先】教職員課(電話番号0942-30-9215、FAX番号0942-30-9719)
平成28年度の教員勤務実態調査は、同年10月〜11月のうち連続する7日間に、小学校400校、中学校400校に勤務する教員を対象に実施されました。回答した教員は約20,000人に上ります。
設問は、この期間の勤務実態の他、教職員と専門スタッフの人数、部活動顧問や校務分掌の状況など。この調査で、過労死ラインを超える勤務時間の実態に加え、18年度に行った前回調査と比べて、平日・土日ともに、勤務時間が伸びていることなども明らかになりました。
出典=文部科学省 教員勤務実態調査(平成28年度)
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