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平成29年度の監査結果を公表(平成30年6月15日号)

課題解決へ全庁的な連携を

監査委員は、久留米市の予算の使い方や事務手続きなどを監査し、改善すべき点などを指摘・指導しています。平成29年度の定期監査と工事監査の概要をお知らせします。

監査委員の意見

土地利用のあり方

人口減少や超高齢社会などを見据え、定住政策や市内の企業活動の活性化につながる土地利用のあり方を検討し、持続的な自主財源の確保の取り組みなどを進めてほしい。

市内企業の支援

高い技術力やノウハウを持つ市内企業の情報を発信し、成長を支援する取り組みを行ってほしい。
また、市内の異業種企業をつなぎ、互いの強みが生かされるような施策を検討してほしい。

久留米シティプラザの運営

直営や民営化など管理運営のあり方について丁寧に議論を深め、速やかに方向性を見出してほしい。
また、自習向けに会議室を開放するなど、若者の利用促進につながる施策も検討してほしい。

地域課題への取り組み

各校区コミュニティ組織は、さまざまな地域課題を抱えている。
課題の可視化や全庁的な共有など、解決に向けて、関係部局が連携して取り組むことができる仕組みづくりを検討してほしい。

定期監査

監査の結果、ほとんどで、適正に事務処理が行われていましたが、一部で次のような指摘がありました。

【事務監査】

休暇などの管理

有給休暇の付与日数を誤っているものがあった。

防災対策

消防用設備点検で受けた指摘に対応していないものがあった。

審議会

付属機関の委員へ委嘱状を交付していないものや議事録を作成していないもの、会議資料を市ホームページで公表していないものがあった。

【財務監査】

現金取り扱い

収納した現金を金融機関に遅れて払い込んでいるものや、当日不在の出納員名で現金を収納しているものがあった。

契約

契約の締結が遅れているものや契約書に締結日がないもの、契約書が無いまま業務を委託しているものがあった。

物品管理

備品台帳に登録されているカメラが所在不明になっているものがあった。

財産管理

行政財産使用許可書を相手方に送付していないものがあった。

補助金などの交付

交付金の交付時期が遅れたため、事業の費用を任意団体の委員が立て替え払いしているものがあった。また、申請者に交付決定通知書を交付していないものがあった。

工事監査

篠山小学校校舎・屋内運動場改築工事を対象に、技術士の専門的な審査を取り入れて監査を行いました。ほとんどで、良好な手続きと施工が行われていましたが、一部で次のような指摘がありました。

週間工程表の確認

工事の記録文書である週間工程表に施工者や工事監理者の押印が無かった。事後のトラブル防止や労務状況の安全記録などの観点から、押印による確認を徹底すること。

記録写真

内装材の搬入や設置などの工事写真で、納品や設置場所を特定できないものがあった。また、完成後に見えなくなる部分は、過程が確認できるように記録を残すこと。

監査結果は、本庁舎1階行政資料コーナーや市ホームページで公開しています。
【問い合わせ先】監査委員事務局(電話番号0942-30-9232、FAX番号0942-30-9718)

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