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第35回 くるめ学生通信(平成30年6月1日号)

市内の大学生が、久留米市の仕事などを取材し、学生目線で発信するシリーズです。
【問い合わせ先】広報課(電話番号0942-30-9119、FAX番号0942-30-9702)

起業家・創業者が「飛び立つ」まちに

街なかを歩いていると、「くるめ創業ロケット」という施設を見つけたんだ。
市の施設らしいけど、何をする場所なんだろう。新産業創出支援課の職員に聞きました。

創業支援って何をするの

市内には、事業を起こしたいと思っている人はたくさん居ます。でも、何からしたらよいか分からず、ためらう人も多いんです。そうした人たちを後押しするのが、私たちの仕事です。
例えば、先輩起業家を招いたセミナーや、女性起業家の交流会など、起業に関する知識を得るための勉強会を開いています。また、開業資金を借りやすくするために、利子・保証料を補助しています。
久留米で起業する人が増えれば、仕事や雇用が生まれます。そうすれば、住む人が増え、まちの活性化につながるんですよ。

「くるめ創業ロケット」はどんな施設なの

起業を考えている人や、将来起業の可能性がある人の夢の実現を応援するため、平成28年に市が設置した「創業支援施設」です。
ここでは、起業情報の収集や常駐のスタッフに起業に関する相談などができます。また、オフィススペースを併設していて、市場価格より安く貸しています。
さらに、小規模事業者のための経営相談所「県よろず支援拠点」から、さまざまな実績や経験を持つコンサルタントを招き、創業・経営セミナーを開催。個別の相談も行っていて、今はテレビ電話を使った相談が、専用スペースを増設するほど人気なんですよ。どれも無料です。
3月末までの施設利用者は877人、セミナー参加者は1935人。利用者は徐々に増えています。

学生の僕たちにも関係ありますか

もちろんです。今は将来の職業選択の一つに「起業」を考える人を育てる事業に特に力を入れています。
例えば、久留米商業高校の「高校生ビジネスプラングランプリ」への挑戦を支援しています。生徒の皆さんは、日本政策金融公庫の出張授業や、創業ロケットの相談窓口などを使って、プランを作りました。
また、小学生を対象としたプログラミング教室も開催しました。大学生が企業などと一緒に地域課題の解決に取り組むことで、起業家精神を育むプロジェクトも進んでいるんですよ。

「やりたいことさえあれば、誰でも起業できる」と聞き、起業が身近になりました。また、創業を目指す人への支援だけでなく、未来の創業者発掘のため、学生や子ども向けの事業があることに驚きました。
ここから輪が広がり、久留米が活気にあふれてほしいと願っています。

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