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公共施設を統廃合(平成30年6月1日号)

共同ホールとサンライフ久留米 3月閉館へ

新たな施設の誕生などで公共施設への投資が大きくなっています。効率性をさらに高めることで生み出す予算は、将来必要な事業や新たな市民サービスに充てられます。
久留米市は、平成28年に「公共施設総合管理基本計画」を策定。施設の統廃合も含めた検討を進めています。取り組みの一つとして、共同ホールとサンライフ久留米を、来年3月末に閉館します。

改修や建て替え費用は1.5倍に

久留米市が管理する公共施設は、学校や市営住宅、体育・文化施設など約550施設あります。
平成37年度に当たる年度の末には、65%の施設が築30年を超え、老朽化による改修・建て替え費用は現在の1.5倍に。年額で35億円増える見込みです。加えて、社会保障費が増加するなど、市の財政状況は年々厳しくなっています。また、人口減少が進むと、必要な施設の数や種類は変わります。
28年2月、市議会の行財政改革調査特別委員会から、共同ホールの廃止や、サンライフ久留米などの施設の集約など、公共施設のあり方について、提言を受けました。同年度、市は「公共施設総合管理基本計画」を策定。公共施設の統廃合など、維持管理のあり方を見直すこととしました。

老朽化で大規模改修が必要な2施設

共同ホールは、467席のホールを持つ文化施設で昭和60年(1985年)に建設。舞台装置などが古く、大規模な修繕が必要です。また、ホール機能を持つ久留米シティプラザが開館しました。
サンライフ久留米は、昭和52(1977)年に建設。中高年齢労働者の福祉施設として、会議室や軽運動室などを貸し出し。空調の老朽化などで、施設の大規模な修繕が必要です。
こうした状況を踏まえて、共同ホールとサンライフ久留米を、来年3月末に閉館します。

施設利用者には代わりの施設を案内

市は、それぞれの施設を利用している人を対象に説明会などを開催し、代わりになる施設を案内します。公共施設の効率的な配置や適正な運営には、古くなった施設の統廃合が欠かせません。市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

【問い合わせ先】行財政改革推進課(電話番号0942-30-9124、FAX番号0942-30-9706)

築年数別施設面積

26年度末
築30年以上46%(51万平方メートル)
築30年以下54%(59万平方メートル)

37年度末見込み
築30年以上65%(72万平方メートル)
築30年以下35%(58万平方メートル)

改修・建て替え費用(年額)

実績(17年度〜26年度)=70億円
推計(27年度〜66年度)=105億円(35億円増)

サンライフ久留米

諏訪野町2363-9
【問い合わせ先】労政課(電話番号0942-30-9046、FAX番号0942-30-9707)

共同ホール

野中町959
【問い合わせ先】文化振興課(電話番号0942-30-9224、FAX番号0942-30-9714)

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