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介護が必要な人の退院調整ルールの運用が始まる(平成30年5月1日号)

入院から在宅まで切れ目無く

5月から運用開始

久留米市は、地域で介護支援を行うケアマネジャーと病院が連携しやすくなるよう、退院調整ルールを定めました。介護を必要とする患者が退院後に安心して療養できるようにするのが目的です。
入院時に、病院から担当のケアマネジャーに連絡。以降は、書類で患者の情報をやりとりし、入院前の生活の様子や病院での治療の状況を共有します。
退院前に、病院とケアマネジャーが家族も含めて話し合い、在宅医療や介護の計画を立てて、介護サービスの手続きを進めます。運用は5月からです。

現場で練った仕組み

市内の医療や介護の現場で働く専門職が、何度も検討を重ねて作りました。
介護側から作成に携わったケアマネジャーの西田千代香さんは、「介護サービスを受けている一人暮らしの人の入院した情報が伝わらず、退院後に必要な介護サービスがすぐに受けられないことがありました。そんな反省を踏まえ、ルール作りに取り組みました」と言います。
医療側から参加した医療ソーシャルワーカーの桑野博文さんは、「これまで感じていた医療と介護の垣根がルール作りで低くなったと思います。ようやく連携の仕組みが整ったんです。しっかり現場に根付かせ、患者さんを切れ目無く支えたい。担当のケアマネジャーさんの名刺や保険証をいつでも出せるようにしておくと、緊急時の対応がスムーズです」と話します。

連携拠点を医師会内に

市は、医療と介護の連携を支援する拠点として、市内の4医師会に、在宅医療・介護連携センターを4月に開設しました。
専門相談員を配置し、医療や介護の関係者から相談を受け、情報提供やアドバイスをします。また、関係者の研修会や市民向けの講演会なども行います。

【問い合わせ先】健康推進課(電話番号0942-30-9729、FAX番号0942-30-9833)

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