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久留米アリーナオープン特集(平成30年5月1日号)

九州最大級の体育施設が堂々完成

6月3日にオープン記念イベント

久留米市は、県と共同で合川町に総合スポーツ施設「久留米アリーナ」を建設。6月の開館に向け準備が進んでいます。延べ床面積は1万8847平方メートルで、広さは旧施設の約2.5倍になりました。
1階にはメインアリーナや武道場などを整備。2階にはトレーニング室や弓道場があります。施設の中心に、全機能が見渡せる吹き抜けエリアも。さまざまなシーンで快適に使える施設になりました。
6月3日(日曜)には、有名スポーツ選手を招き、市民参加型のオープニングイベントを開催します。

【問い合わせ先】体育スポーツ課(電話番号0942-30-9226、FAX番号0942-38-2259)

久留米から金メダルへ 国内大会で史上初の快挙

柔道 素根輝選手(南筑高校3年)

平成12年生まれ、17歳。久留米市出身。小1から柔道を始め、田主丸中学校から南筑高校に進学。
15年世界カデ(15〜17歳)選手権優勝、16、17年のグランドスラム東京大会で2位。
18年の金鷲旗では、大会初の5人抜き。
4月7日に開かれた、全日本選抜体重別選手権で、世界選手権銀メダリストの朝比奈沙羅選手を決勝で破り、大会2連覇を達成。
本紙の取材後、4月22日の全日本女子柔道選手権で、大会史上初の初出場初優勝を果たした。
組み手は左組み。得意技は大内刈り。162センチメートル、100キログラム

東京五輪に一歩ずつ

世界柔道選手権大会や東京五輪への出場が期待される素根選手に、全日本選抜体重別選手権2連覇の感想や今後の目標などを、久留米アリーナの武道場で話を聞きました。

目標は東京五輪で金

選手権2連覇おめでとうございます。勝因をどう分析していますか
素根選手=決勝戦で戦った朝比奈選手は、ずっと勝てなかった一番のライバル。今回勝てたのは、パワーが付いたから。練習と筋トレで体重は10キログラム増。体格が一回り大きくなって、安定感が増しました。
東京オリンピックに向けて目標は
素根選手=まずは代表に選ばれるように、一つ一つの大会を勝っていきたい。普段の行動が結果につながるので、生活から練習態度まで、自分に厳しくしていきます。
この久留米アリーナの柔道場はどうですか
素根選手=観客席ができて、畳は国際大会で良く見る色。硬さもちょうど良いですね。ここで、国際大会が開かれるといいなぁ。子どもたちが世界の技を間近で見られるのはとても貴重なことですから。私もそこで優勝したいです(笑)。
素根選手の活躍を期待する市民の皆さんにメッセージをお願いします
素根選手=これまでの結果は、応援してくれた人たちのおかげ。それに応えられるよう、誰よりも練習して、東京オリンピックで金メダルを獲りたい。それが、いろんなスポーツで世界を目指す久留米人が増えるきっかけになればと思います。

大規模な大会も可能

武道場1(畳敷き)

国際規格の柔道場が4面取れる武道場を体育館の1階東側に整備しました。
メインアリーナと合わせて最大12面を確保できて、大規模な大会を開催できるようになります。
固定式の観覧席272席を整備。競技者と近い目線の高さに配置しているので、より臨場感を感じられます。

近的・遠的両方に対応

弓道場

2階には、全国でも珍しい可動式の的場を備えた、12人立ちの弓道場があります。
的場を移動させると、28メートル先の的を狙う「近的」と、60メートルの「遠的」に対応可能です。
これまで陸上競技場で行っていた遠的の全国大会「紫灘旗」も開催でき、天候に左右されにくくなります。
その他、3人立ちの遠的練習場も併設しています。

男女ともに日本一に

平成29年8月のインターハイや27年の紫灘旗全国高校遠的弓道大会で優勝した、祐誠高校弓道部。
女子の主将の大浦佐知さんに、弓道場の感想を聞きました。

本番さながらの雰囲気
この弓道場は、無駄な物が視界に入らないので、集中して矢を放てます。人工芝が敷いてあって、インターハイで使う弓道場に近い雰囲気かな。本番さながらの緊張感で練習できるのもいいですね。
これまで遠的の練習は、市外に行く必要があったので、とてもありがたいです。より一層練習に力が入ります。
これからも、練習を頑張って今年のインターハイや紫灘旗で、男女ともに優勝します。

剣道や体操など幅広く

武道場2(板張り)

1階西側には、剣道場4面分の広さがある板張りの武道場を整備。剣道や空手などの武道の他、ダンスやヨガ、体操など、幅広く利用できます。
畳敷きの武道場と同じ、固定式の観覧席が272席あります。
普段の利用では、荷物置き場や待機場所などにも使える、便利なスペースです。

3000人の観客がプレーを盛り上げる

メイン・サブアリーナ

バスケットコート3面分の広さがあるメインアリーナ。3000席の固定の観覧席があり、大規模な大会やプロスポーツから、個人での利用まで、幅広く対応できる体育館です。
卓球やバドミントンなど、風の影響を受けやすい競技に対応した専用の空調設備を導入。
その他、車いすで観戦できるスペースを16席設けるなど、バリアフリーに対応しています。
また、放送設備や机、椅子の貸し出しもあり、スポーツ以外の利用も可能です。
メインアリーナ横のサブアリーナは、大会の控室などとしても利用できます。

28種の機器が充実

トレーニング室

旧体育館の約3倍のスペースを確保。有酸素運動やウエートトレーニングなどができる、28種類の最新の機器が充実しています。
運動不足の解消やダイエットから、本格的なボディービルディングまで、幅広いニーズに応えることができます。

申し込みは5月から

利用申し込みは、5月1日(火曜)から同施設で受け付けます。利用料金は下表の通りです。
空調設備や付属設備などは、別に料金が必要です。
団体などで施設を貸し切って使う場合は、事前に空き状況を問い合わせてください。
貸し切り利用が無い時は、個人利用もできます。事前に、電話やホームページなどで空き状況を確認して来館してください。
詳しい料金表などは、久留米総合スポーツセンター(電話番号0942-39-7371、FAX番号0942-39-6271)のホームページで確認してください。

久留米アリーナ 各施設の利用料金一覧

体育館(入場料を徴収せずに全面利用する場合)
時間 9時から12時まで 12時30分から14時30分まで 15時から17時まで 17時30分から19時30分まで 20時から21時まで
メインアリーナ 平日 6,280円 4,180円 4,180円 5,230円 2,610円
土曜・日曜・休日 7,530円 5,020円 5,020円 6,270円 3,130円
サブアリーナ 平日 1,910円 1,270円 1,270円 1,590円 790円
土曜・日曜・休日 2,290円 1,530円 1,530円 1,910円 950円
個人利用 2時間ごと260円(児童生徒は120円)

(注意)全面の他、1/2面や1/4面などの部分利用もできます
(注意)放送設備や机・椅子、スポーツ用具の貸し出しもあります
(注意)入場料を徴収する場合は、割増料金になります

武道場(入場料を徴収しない場合)
時間 2時間ごと
全面使用 3,200円
半面使用 1,600円
4分の1使用 800円
個人利用 200円

(注意)入場料を徴収する場合は、割増料金になります

弓道場
時間 2時間ごと
全面使用 1,500円
主道場 1,200円
遠的練習場 300円
個人利用 200円
トレーニング室
時間 2時間ごと
児童生徒 200円
一般 380円

(注意)1カ月定期券や回数券もあります

付属施設
時間 1時間ごと
控え室(1)(兼 健康・体力相談室) 100円
控え室(2)(兼 体力測定室) 180円
控え室(3)(兼 会議室) 180円
談話室 130円
研修室 540円
大研修室(全室) 1,890円
大研修室(1/3) 630円
時間 5分ごと
シャワー室 100円

(注意)各施設の空調設備を利用する場合は、実費負担になります

久留米から「金」賞

東京オリンピック・パラリンピックポスター募集に、全国から1万4,396点が集まりました。
その中から、南在住で牟田山中学校3年の今里果鈴さん(写真)が、中学生オリンピック部門で見事金賞に選ばれました。
今里さんは取材に対して「受賞を知った時はとても驚きました。馬が飛び越える姿と選手が限界を超える姿を重ね合わせて、応援する気持ちで描きました」と答えてくれました。

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