トップ > 広報くるめ > 久留米市美術館 とき・ひと・美をむすぶ
市美術館のイベントや所蔵作品を紹介します。
岸田劉生と言えば、愛娘・麗子を描いた一連の「麗子像」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
その数ある麗子像の中でも、特に重要な作品と位置付けられているのが、この「麗子坐像」です。幼い麗子が、画室に用意された木箱の上に座って、懸命にモデルを務める姿が描かれています。
着物の絞りの凹凸や、幼児らしい手の甲の丸みなどのリアルな表現に加え、足の痛みで涙が出そうになるのを必死にこらえているような、けなげな表情に引きつけられます。
この「麗子坐像」は、九州初公開です。ぜひご覧ください。【学芸員:稲富景子】
【問い合わせ先】市美術館(電話番号0942-39-1131、FAX番号0942-39-3134)
Copyright 2007 Kurume City All Rights Reserved.