トップ > 広報くるめ > 熊本地震から2年 被災地支援を継続

熊本地震から2年 被災地支援を継続(平成30年4月15日号)

熊本地震の被災地の一つである益城町。復旧は進んでいますが、町内にはいまだ震災の傷痕が残ります。

復旧は道半ば

市は、特に被害の大きかった益城町に、平成28年8月から30年3月まで、延べ8人の職員を派遣。建物の解体撤去、道路や河川、下水道の復旧などを支援してきました。
同町総務課は、「倒壊した建物などの解体や撤去は、おおむね完了しました。しかし、道路や下水道などの復旧工事は道半ば。3月末の復旧率は、道路や河川が約40%、下水道は約50%です。仮設道路が狭く、かなり遠回りしなければならなかったり、仮設下水管が詰まりやすかったりと、町民は今も以前の生活を取り戻せていません」と話します。

今年度も職員を派遣

同町総務課の職員は、「復旧作業は今年度が大詰め。これからも多くの業務が発生すると思われます。それに対応していくには、町の職員だけでは到底足りません」と話します。
同町からの要請に基づき、市は、今年度も道路や河川の復旧を行う職員1人を1年間の予定で派遣します。同様に、朝倉市にも5人を派遣します。

義援金募集も継続

市は、義援金の募集も行ってきました。30年3月までの受付額は、累計で約4900万円。4850万円を日本赤十字社を通じて被災地へ送金しました。義援金の募集は、引き続き行っていきます。

【問い合わせ先】救援本部事務局(電話番号0942-30-9052、FAX番号0942-30-9706)

現状を伝え風化を防ぐ

益城町下水道課へ派遣 小蜍`也さん

益城町で、昨年4月から1年間、下水道の復旧工事を担当しました。
被災地では、震災前の倍以上の道路工事、下水道工事が行われています。工事に伴う通行止めや騒音、振動などで、大変迷惑を掛けていますが、苦情を言う人はほとんど居ません。皆さん一刻も早い復興を望んでいて、快く協力してくれます。
地震発生から2年。現地では、復興はまだまだということを肌で感じます。でも、久留米に帰ってくると、話題に上ることが少なくなっているのが気になります。風化させないよう、現地の状況を市民の皆さんや市職員にしっかり伝えていきたいです。

▲このページの先頭へ