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久留米市美術館 とき・ひと・美をむすぶ(平成30年3月15日号)

市美術館のイベントや所蔵作品を紹介します。

久留米市美術館のコレクションing展より

この絵を描いたのはどんな人だろう?現在開催中の「コレクションing」展は、そのような素朴な疑問に答えようと、画家の顔のイラストも展示室で紹介しています。
久留米生まれの古賀春江は、「はるえ」という名前のせいでよく女性と間違えられます。でも、実は男性です。キリッとしたこの顔立ちをご覧ください。そして彼の創り出す作品は、その風貌を裏切らないモダンな作品となっています。
「中洲風景」は福岡市の夜の中洲を描いたもの。月明かりに照らし出された建物群が川面に映り込むことで上下対称を成し、直線的でモダンに仕上がっています。しかしその生活は、畳敷きの部屋でヨレヨレの着物や浴衣を着て制作するという、モダンとはほど遠いものだったようです。 【副館長:森山秀子】

【問い合わせ先】市美術館(電話番号0942-39-1131、FAX番号0942-39-3134)

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