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楢原利則前市長が退任(平成30年2月15日号)

発展への確かな歩みを進めた8年

楢原利則前市長は、1月30日、市民の皆さんや市職員に見送られて退任しました。
平成22年2月に第19代久留米市長に就任し、2期8年にわたり市の発展に尽くしました。

市民との協働が基本

楢原前市長は、「ひと・安心・活力」の理念の下、市民一人ひとりを大切にする、安心、活力に満ちた久留米づくりを進め、「日本一住みやすいまち・久留米」を目指しました。市民との協働を市政運営の基本に、市民と共に築く、まちづくりに取り組みました。

一人ひとりを大切に

少子高齢化の進展や格差の拡大などの社会状況の変化に対応するため、子育て支援や待機児童の解消、高齢者や障害者の福祉の充実に努めました。
保育施設の増設、高齢者の地域包括ケアシステムの構築や障害者基幹相談センターの設置などを行った他、29年にこども子育てサポートセンターを開設。一人ひとりの希望がかなう幸福な社会の実現に向け努力しました。

安全・安心なまちへ

25年、中核市や九州の自治体で初めてセーフコミュニティの国際認証を取得。地域全体でけがや事故を予防する取り組みを進め、頻発する大きな災害に備えた防災対策、暴力追放の取り組みを行うなど、安全・安心のまちづくりに力を尽くしました。
市民の快適な生活環境を維持し、長期に安定したごみ処理を行うため、28年に、宮ノ陣クリーンセンターを建設しました。

活力あるまちづくり

特長を生かした農商工業の元気づくりにも取り組みました。トップセールスを行いながら、企業の誘致や創業支援、農産物のブランド化や販路拡大、観光振興などに力を入れ、新たな雇用の創出や地域経済の活性化に努めました。
文化芸術・交流の拠点として、28年に久留米シティプラザと市美術館をオープン。まちのにぎわいづくり、文化芸術の振興に取り組み、活力のあるまちづくりに力を入れました。
将来にわたり持続可能な都市であり続けるよう、先を見通してたゆまぬ努力を重ね、久留米市の発展に尽くした8年間でした。

お礼の言葉

市民の皆様に心からお礼を申し上げます。
市長就任時は、合併から5年後で、新市としての一体感が求められている時期でした。
各地域の特色・個性を生かし、「一体的な都市づくり」「均衡ある発展に向けた都市づくり」を進めました。
市民の皆様の理解と協力により、在職中の2期8年で、久留米市の未来への発展に向けた、確かな歩みを進めることができたのではと思っています。大久保市長には、これまで目指してきた「日本一住みやすいまち」をさらに進め、「日本一住みたいまち」へと発展することを願い、バトンを渡します。
これまでの、市民の皆様、市議会の皆様の温かいご支援とご協力に深く感謝申し上げます。長い間、本当にありがとうございました。
楢原利則

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