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城島酒蔵びらき 2月17日(土曜)、18日(日曜)(平成30年2月1日号)

時代と共に変わる酒

城島町と周辺の8酒蔵の酒が一度に楽しめる、九州最大規模の日本酒イベントです。
100年以上受け継がれてきた城島の酒造りは、時代と共に姿を変え、今もたくさんのファンを満足させています。

昔は黙っていても売れた

「城島のブランドをもう一度」。かつて「東の灘、西の城島」と称されていました。城島酒蔵びらき実行委員会副委員長の江上隆彦さんは「昔は黙っていても売れた」と話します。
城島の酒造りの起源は、江戸時代。明治時代には、軍の需要や好景気などで、出荷量は増加。さらに、日本酒に向かないとされた筑後川の軟水を使った醸造法を確立したことで、城島の酒は全国から高い評価を受けるようになりました。
しかし、昭和に入り、戦後の米不足や、若者を中心に日本酒離れが進んだことなどで、出荷量は年々減少。城島も最盛期に30以上あった酒蔵が徐々に減り、出荷量は最盛期の10分の1以下になりました。

多彩な味や香り

しかし、江上さんは「少量生産の今だから、できることがある」と言います。
城島町で酒屋を営み、日々、消費者と向き合うから感じられることがあります。「それは、いろんな味や香りの酒を造れることです。バリエーション豊富であることは、販売上とても有効です。もともと日本酒は、精米や酵母で変化を付けやすい物なのです。新酒の季節には『生酒』、秋に『冷やおろし』と、季節に合わせた商品が喜ばれますね。他にも、『生貯蔵』『生詰め』『原酒』など、同じ銘柄でも、さまざまな種類が作れるんです」。

飲み比べにぴったり

江上さんは、城島の魅力を「これだけの酒蔵が集まっていること」と評し、酒蔵の人と話して、いろんな酒を飲み比べてほしいと言います。
「地域で一つになって、皆さんをお迎えします。城島はエツ料理や伝統工芸品など、他にも魅力がたくさん。まずは来てみてください」と話しました。

会場を盛り上げる企画も満載

城島の酒PR大使コンテスト

城島の酒のおいしさをアピールする大使を、酒蔵びらきの会場で決定します。
17日に、5人の候補者がメインステージでオーディションに挑戦。飲み比べチケットを買うともらえる投票券で投票してください。18日に結果を発表します。

鏡びらき体験 撮影コーナー

祝いの席に欠かせない鏡開き。やったことがある人はあまり居ないのでは。
両日ともメイン会場に体験コーナーを設置。
1人1回500円の体験料で、たる酒の試飲もできます。SNS映えする写真を狙ってみるのも面白いかも。

新酒や生酒を存分に

城島酒蔵びらきは、メイン会場の城島町民の森と七つの開放酒蔵で開催。メイン会場には、飲み比べや角打ちコーナーなどがあります。

  • 日時=2月17日(土曜)、18日(日曜)。9時30分〜16時

城島の酒飲みくらべ

おちょこ付きチケットを600円で購入すると、8蔵元37種類の酒を、最大で12杯まで味わえます。

角打ち

8蔵元のお薦めがずらり。1杯ずつ買えます。

元気鍋

地元産の野菜や団子をふんだんに使い、隠し味に城島の酒で仕上げたみそベースの鍋。体の芯から温まります。1杯400円。

ほっこり、お燗コーナー

おかんに合う銘柄を「ぬる燗」「熱燗」「とびきり燗」で提供。1杯300円

開放酒蔵

限定酒の試飲・販売の他、酒や酒かすを使った料理やお菓子なども販売。蔵ごとに趣向を凝らしたイベントも開かれます。

シャトルバスが巡回

当日9時から17時まで、約15分間隔でシャトルバスを運行。料金は無料で、JR荒木駅や西鉄三潴駅、メイン会場などを結びます。
特設駐車場を利用する場合は、飲酒運転防止対策協力金500円をお願いします。

【問い合わせ先】城島酒蔵びらき実行委員会事務局(久留米南部商工会内、電話番号0942-64-3649、FAX番号0942-64-4850)

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