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2018年 私の新春メッセージ(平成30年1月1日号)

昨年注目を集めた人や今後の活躍が期待される人など、久留米には、さまざまな分野で輝いている人がいます。5人の皆さんに新年の抱負などを語ってもらいました。

いつかグランドホールでライブを

シンガー・ソングライター
久留米商業高校3年 齋藤 百音さん

市の音楽イベント「ライブチャレンジ」に出場し、昨年2月の年間チャンピオンを決める大会で、ベストパフォーマーに選ばれました。
7月には、ワンマンライブを久留米シティプラザのCボックスで行い、たくさんの人に来ていただきました。
以来、市内のライブやイベントに出演させていただく機会が増え、多くの出会いがありました。音楽は人と人とをつなぐものだということを実感した1年でした。私の歌は、家族や友達への思いを歌ったオリジナル曲が中心。気持ちを素直に伝えたいと思っています。
これから、音楽活動を通じていろんな出会いを重ね、人として、ミュージシャンとして、もっと成長したいです。支えてくれる家族や応援してくれる多くの皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、頑張っていきます。
いつの日か、シティプラザのザ・グランドホールで、大観衆を前にライブができたらいいな。

シクラメンで人々を笑顔にしたい

シクラメン生産者
坂本 和盛 さん

22歳の時、シクラメンの栽培を始めました。
それから約30年、高い品質の花を皆さんに届け、喜んでもらいたいという一心で取り組んできました。
台風でハウスが全壊したこともありましたが、シクラメンへの思いを断ち切れずに再スタートしたんです。
昨年、全国の「花き技術・経営コンクール」で最高賞の農林水産大臣賞を受賞したことは、大変励みになりました。同時に、皆さんの信頼を裏切れないという大きな責任も感じました。
出荷の後は、課題が無かったかを必ず振り返ります。そして、それを克服する方法を考え、実行します。その積み重ねが高い品質を生むと思います。終わりはありません。
今年の目標は、去年見つけた数々の課題を克服して、さらに良い物を作っていくことです。
シクラメンは、人々に笑顔を、私に生きる力と勇気を与えてくれます。体力の続く限り、続けていきたい仕事ですね。

漫画で「聞こえない世界」を伝えたい

漫画家
瀧本 大介 さん

イラストレーターの父の影響で、漫画家になるのが夢でした。
平成27年から「平本龍之介」として、生まれつき耳が聞こえない私の体験を題材にした16コマ漫画を、川崎市ろうあ者協会の会報で連載しました。昨年10月には、それらを集めた「ひらもとの人生道」を出版しました。
聴覚障害ならではの困り事はたくさんあります。それを分かりやすく伝えるために、自分自身が主人公の実体験にしたんです。
先日、読者から「セリフが自分に向いているように感じて涙が出ました」と手紙をいただきました。共感を得られて、本当にうれしかったです。
バックパッカーとしていろんな国を回りますが、耳が聞こえない私には、国内でも海外でも違いはありません。それでも海外ではいろんな事が起こるんです。そうして得たさまざまなエピソードをまた漫画にして、より多くの人に聴覚障害のことを知ってもらえればと思っています。

身近で愛される存在に

久留米市消防団女性消防隊隊長
飯田 記子 さん

平成17年に消防団に入団。久留米支団本部に所属し、女性消防隊の隊長や伝統の有馬火消しはしご隊員などの活動もしています。
昨年8月、消火活動の迅速性や確実性、チームワークなどを競う「女性消防操法大会」の県大会で優勝し、全国大会へ出場しました。結果は、46チーム中8位の優良賞。でも、隊員7人のチームワークは日本一だと思っています。
大会まで、週に3日、仕事や学校が終わった後に夜遅くまで訓練を続けました。隊員や指導員、支えてくれた団員にとても感謝しています。
今後は、若手の育成に力を入れたいです。今回加わった、3人の新人は、全国大会への出場が大きな自信につながったようです。女性団員同士で防災士の資格を取ろうと話していて、モチベーションも高まっています。
消防団の活動に興味を持ってもらえるように、市民に身近で愛される存在になりたいです。

プロとして久留米に凱旋します

自転車競技
祐誠高校3年 梶原 海斗 さん

自転車競技を始めたのは高校に入学してからです。全国大会で優勝した兄に憧れたのがきっかけでした。
自転車競技部の先輩たちは全国でもトップクラスの選手ぞろい。練習について行くのに必死でした。その時の苦しさが今の基礎になっていると思います。
昨年、ナショナルチームの合宿に参加して、世界で戦うためにはトップスピードを上げることが必要だと考えるようになりました。それで、重いギアでこぐ練習やウエートトレーニングなど、合宿で習った練習を、部活に戻ってからもこつこつと続けました。その結果、アジア・ジュニア選手権で優勝。全国選抜自転車競技大会で2連覇し、兄と合わせると「兄弟3連覇」を達成できました。
4月に大学に進学します。まずは、インカレ4連覇を達成したいと思っています。そして、世界大会でもメダルを狙い、将来はプロの競輪選手として、この久留米に帰って来たいと思っています。

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