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「有馬家霊屋」国の重要文化財に(平成30年11月1日号)

大名家霊廟の指定は九州初

久留米藩主を祭る墓所

 有馬家の菩提寺・梅林寺にある「有馬家霊屋」5棟が国の重要文化財に指定される見通しとなりました。
 有馬家霊屋は、江戸時代に建てられた、有馬家の歴代藩主の墓や位牌を納めた霊廟という建物です。大名家の墓所で当時の建物が残っているのは全国的にも珍しく、大名家霊廟として国の重要文化財に指定されるのは九州初。霊屋は、約400年前の建築当時の姿が良い状態で保たれていて、歴史的価値が高く評価されました。

5棟からなる霊屋 

 有馬家霊屋は、5棟の建物が上下2段に分かれて配置。下段には藩祖則ョや妻、娘の墓が納められた「梅林院霊屋」と初代豊氏や二代忠ョなどの墓が納められた「春林院霊屋」の2棟の納塔廟が並びます。上段には、初代豊氏などの位牌が納められた3棟の位牌廟があります。位牌廟には、金箔で飾られた壮麗な宮殿が納められています。
 県内の建築物が国の重要文化財に指定されるのは40件目。市内では3件目です。

【問い合わせ先】文化財保護課(電話番号0942-30-9322、FAX番号0942-30-9714)

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