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11月は児童虐待防止推進月間(平成30年11月1日号)

いらいらした時は10秒待って

児童虐待の報道を見ると「なんていう親だろう」と思っていました。
親になって感じることは「他人事ではない、自分だっていつ・・」。
広報戦略課職員が、市の相談事業で育児や不安の悩みに応じている臨床心理士の小津千枝さんに話を聞きました。

 児童虐待の対応件数は全国で年々増加。久留米市内でも同様に増加しています。虐待は絶対にいけないこと。でも私自身、ストレスなどから子どもに手をあげてしまいそうになることがあります。
 子育て中の親、特に子どもと接する時間の長いお母さんは、常に子どもに注意を払っていて、ストレスがコップのぎりぎりまで来ているような状態です。ささいなきっかけで、わっと感情があふれ出してしまうのだと思います。子どもを心配する気持ちや、自分自身の不安や寂しさなどが、暴言や暴力につながることも多いようです。
 いらいらして、子どもをきつく怒ってしまいそうな時は?
 強く怒った時って、子どもも泣いてしまうし、感情を爆発させた自分も傷ついてしまいますよね。でも、怒りの感情を持つこと自体が悪いことではありません。それを上手にコントロールするすべを身に付けておけばいいのです。
 怒った時の感情の高まりは、6秒後がピークだと言われています。だから、思ったことを反射的に言ってしまうと、予想以上のエネルギーをぶつけてしまう。心の中で10秒数えて声を掛けるようにすれば、手も出にくいし、感情的にならず話をすることができますよ。
 私もやったことがあります。でも、10秒数える余裕なんて無くて。うまくいきませんでした。
 そうですよね。冷静な時に練習をしておくといいですね。そうすれば、いざという時うまく使えるようになります。ただ、これができるのは少しでも気持ちに余裕がある時。疲れて余裕が無い時は、早く寝る、長くお風呂に入るなど、自分が少しでも休めることを取り入れてみてください。いらいらが減っていい循環につながります。
 それでも辛い時は?
 遠慮しないで、行政など支援してくれる所を頼ってください。みんなで子育てしていきましょう。

子育ての悩みを一緒に

 市は、平成29年10月にこども子育てサポートセンターを開設し、妊娠期から乳幼児期、さらには就学後18歳までの幅広い相談を受け付けています。皆さんの子育ての悩みに寄り添いながら、対応していきます。

【問い合わせ先】家庭子ども相談課(電話番号0942-30-9208、FAX番号0942-30-9718)

子育てに悩んだら、まずはここ

こども子育てサポートセンター
電話番号0942-30-9302FAX番号0942-30-9718
電子メールアドレスkokosapo@city.kurume.fukuoka.jp

虐待に関する相談はこちらへ

久留米児童相談所
電話番号0942-32-4458FAX番号0942-32-4459
全国共通番号
電話番号189(いちはやく)近くの児童相談所につながります

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