トップ > 広報くるめ > ウィリアム・モリスと英国の壁紙展
11月17日(土曜)から12月27日(木曜)まで
イギリスの工芸家で、近代デザインの先駆者として知られるウィリアム・モリス。今も世界中から愛されている彼の仕事の中から、今回は壁紙に着目します。
英国の中産階級の住宅は、産業革命で生活様式が変化。重厚なしっくい装飾や壁画、タペストリーなどに代わり、手頃な値段で自由にデザインを選べる壁紙で、室内を装飾することが流行しました。
1870年代に登場したモリスのデザインは、パターンの繰り返しが美しさを生む、壁紙ならではの装飾性を持つものでした。「生活の中に美を取り入れる」というモリスの考え方は、徐々に浸透していきました。
展覧会では、壁紙の登場と変遷、モリスの登場、モリス様式がどう次世代に継承されていったかを、158年の歴史を誇る英国有数の壁紙会社「サンダーソン社」に保管される約130点の壁紙や版木で紹介。英国外では初公開です。
11月17日(土曜)と12月16日(日曜)の各14時から、担当学芸員によるギャラリートークを開催します。
【問い合わせ先】久留米市美術館(〒839-0862野中町1015、電話番号0942-39-1131、FAX番号0942-39-3134)
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