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平成22年
1248号
2010.
3.1
|特集|
ばさらかよか農くるめんもん
|
-30-
果樹苗木
全国でも有数の農業都市・久留米。
本市で生産される旬の農産物を主に取り上げ、紹介します。
出荷に向け最後の芽かきをする吉岡さん
大きな実りを久留米から
苗木とは、ほかの場所に移植するための幼い木です。
昔から「苗半作」の言葉が示すとおり、苗の良し悪しで作物の収穫の半分は決まってしまうと言われています。
耳納連山の北麓地帯では、恵まれた水と土壌を生かし、江戸時代から苗木の栽培が盛んに行われてきました。
このころには異なる二つの木を接合する「接ぎ木」の技術が開発され、苗木の増殖や優良な品種づくりに用いられてきました。
50年ほど前から、さらなる技術の向上をめざして果樹苗木やツバキの研究会が発足し、現在では全国有数の苗木の産地を誇る礎を築きました。
15年前から、田主丸地域で果樹苗木の栽培をしている吉岡誠二さんは、代々続く生産農家の三代目です。
地域の苗木農家が集まってつくられた福岡県苗木組合の福岡苗木研究会に所属し、若手後継者とともに優良な苗木の生産に励んでいます。
「田主丸地域は苗木農家が多いので、いろいろな技術や情報が共有できます。お互いが仲間でありいいライバルでもあるので、切磋琢磨しています」と吉岡さんは語ります。
全国の柑橘果樹苗生産の8割を誇る田主丸地域からは、3月になると、次々に苗木が出荷されていきます。
主な出荷先は日本中の果樹農家やホームセンターです。
今年の冬に皆さんが食べたみかんや店先で見かけた果樹のポット苗木も、もとをたどれば久留米市で生まれたものかもしれませんね。
田主丸地域ではみかんなど500種類を超えるさまざまな種類の果樹苗木が栽培されています
田主丸独自の接ぎ木を行った果樹苗木は太い幹としっかりとした根張りが特徴です
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