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全国初のDVのないまちづくり宣言

DV(ドメスティック・バイオレンス)は、犯罪行為を含む重大な人権侵害です。
市は「DV対策基本計画」を策定し、DVの防止、被害者の自立支援などの取り組みを進めています。
11月に九州、沖縄で初めての全国シェルターシンポジウムが本市で開催され、全国で初となるDVに関する都市宣言を行いました。

男女で異なる被害内容
DVの多くは家庭内や親密な人間関係の中で行われ、外から気付くことが難しいため、深刻化しやすいという特徴があります。
平成21年8月に実施した市民意識調査では、パートナーから何らかのDVを受けたことがある人は、男性27.9%に対して、女性47.4%であり、受けたDVの経験や内容に男女間で大きな差がありました。
男性より女性に多いDV被害上位5項目
DVの内容 女性 男性
望まない性交渉を強要された 33.3% 9.5% 23.8%
「誰のおかげでおまえは食べられるんだ」といわれた 31.5% 11.7% 19.8%
ものを投げたり、壊したりして脅された 35.9% 19.1% 16.8%
身内や友人との付き合いや外出を制限された 29.4% 13.7% 15.7%
避妊に協力しない 18.3% 3.3% 15.0%
女性より男性に多いDV被害
DVの内容 男性 女性
何を言っても無視された 46.3% 40.6% 5.7%
携帯電話のメールや通信履歴をチェックされた 16.5% 15.2% 1.3%

(平成21年8月久留米市男女平等に関する市民意識調査より)

切れ目のない被害者支援
DVは、被害者の生命・身体の安全に直結する問題です。
DV対策基本計画では、被害者とその家族の安全確保と情報管理を最優先に図ることとしています。
そして、被害者の立場に立って、DVの防止、通報や相談への対応、保護、自立支援など、それぞれの段階に応じた切れ目のない支援に取り組みます。
特に、DVはさまざまな問題が複雑に絡んでいることが多いため、市だけでなく、幅広い分野の関係機関や民間団体と連携し、支援を行います。
    DV対策基本計画の施策体系
  • 基本目標
    DVのない社会の実現
  • 重点目標
    • DVの根絶に向けた意識づくりの推進
    • 相談体制の充実
    • 安全に配慮した支援体制の充実
    • 自立に向けた支援の充実
    • 民間支援団体との連携の強化
    • 苦情処理体制の周知・活用促進

 

全国シェルターシンポジウム

11月20日、21日、全国シェルターシンポジウムが市内で開催され、2日間で約1,800人が参加しました。
家族問題研究家のランディ・バンクロフト氏のDV加害者の実態に関する講演に続き、シンポジウムや18の分科会などがあり、活発な議論や意見交換が行われました。
分科会終了後、楢原利則市長が「ドメスティック・バイオレンス(DV)のないまちづくり宣言」を全国に先駆けて行い、次いで、実行委員会によるDVの根絶を願う共同アピールを参加者全員で採択しました。

 

ドメスティック・バイオレンス(DV)のないまちづくり宣言

人はだれもが、かけがえのない個人として尊重され、安全に安心して暮らす権利をもっています。
しかし、DVによる被害は後を絶ちません。
DVとは、配偶者間や恋人同士など親密な関係のなかでおきる、さまざまな暴力のことをいいます。
DVは人を暴力で支配する行為であり、体や心を傷つけ、命を奪うことさえある重大な人権侵害です。
DVはいかなる理由があっても許されるものではありません。
久留米市は、市民と協働して、DVのないまちづくりを進めることを決意し、ここに宣言します。