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平成20年 1204号
2008.5.1

ここからが本文です |特集|40歳から74歳の人が対象

特定健康診査・特定保健指導がスタート

国の医療制度改革に伴い、平成20年度から新しい生活習慣病予防対策を実施します。
19年度まで市が行っていた基本健康診査は、各医療保険者が行う特定健康診査と特定保健指導に変わりますので、各医療保険者からの案内に基づき積極的に受診してください。
義務化されたメタボ対策
生活習慣の変化などにより、糖尿病などの生活習慣病が原因で死亡する人は、全体の約6割にもなると推計されています。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は、生活習慣病患者を増加させる要因です。
メタボリックシンドロームを疑われる人や予備群は、男女とも40歳以上で高く、男性では2人に1人、女性では5人に1人の割合に達しています。
そのため、各医療保険者に新たな健康診査や保健指導が義務付けられました。


特定健康診査とは
これまでの基本健康診査は、病気の早期発見を目的としていました。
今回始まる特定健康診査は生活習慣病の予防をめざし、メタボリックシンドロームに着目した健康診査となるため、腹囲などが新たな項目として加わります。
なお、医療保険者によって特定健康診査の実施項目は異なります。

    【特定健康診査の項目】

  • 質問票〔服薬歴、喫煙歴など〕
  • 身体計測〔身長、体重、BMI、腹囲〕
  • 血圧測定
  • 理学的検査〔身体診察〕
  • 検尿〔尿糖、尿たんぱく〕
  • 血液検査
    • 脂質検査〔中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール〕
    • 血糖検査〔空腹時血糖またはヘモグロビンA1c〕
    • 肝機能検査〔GOT、GPT、γ-GTP〕
このほか、一定基準の下、医師が必要と認めた場合は心電図、眼底検査、貧血検査を行います。
市国民健康保険では、独自の検査項目として、尿潜血、血清クレアチニン、血清尿酸の3つを追加します。


特定保健指導とは
特定健康診査の結果から、生活習慣病発症の危険性が高く、生活習慣の改善による病気の予防効果が期待できる人に特定保健指導を実施します。
特定保健指導では、生活習慣病になる危険性の程度に応じて、3つのレベルに分けて支援を行います。

    【生活習慣改善の必要性】

  • 低い人→情報提供
  • 中程度の人→動機付け支援
  • 高い人→積極的支援


市国保加入者の受診方法
市が運営する国民健康保険では、40歳から74歳までの被保険者の皆さんに「特定健康診査受診券」を5月下旬に郵送します。
指定された医療機関で、決められた期間内に受診してください。
なお、国民健康保険に加入していない人は、本人が加入している医療保険者の窓口へ確認してください。


費用の一部を自己負担 
特定健康診査と特定保健指導を受けるときは、費用の一部が自己負担となります。
特定健康診査は1,000円で、市民税非課税の人は500円です。
特定保健指導の動機付け支援は1,300円、積極的支援は2,200円を予定しています。


市内5か所で説明会
新しく始まる特定健康診査などの仕組みと今年度の国民健康保険料の改定内容について、説明会を次の通り行います。
5月19日(月曜)・北野公民館、20日(火曜)・そよ風ホール、22日(木曜)・三潴公民館、23日(金曜)・城島公民館、26日(月曜)・本庁舎2階くるみホールで、いずれも時間は14時から15時30分までで、事前申し込みは不要です。
【問い合わせ先】健康保険課(Tel0942-30-9331、Fax0942-30-9751)

健康診査の変更内容

メタボリックのイラストメタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積と脂質異常、高血圧、高血糖が重複した状態のことです。

20年3月まで
対象となる人 35歳以上
実施主体
事業名 基本健康診査
下向き矢印
20年4月から
対象となる人 35歳から39歳まで 40歳から74歳まで 75歳以上
加入している医療保険 国民健康保険、職域保険 国民健康保険 職域保険 長寿医療(後期高齢者医療)
実施主体 市(国民健康保険) 職域保険 後期高齢者医療広域連合
事業名 生活習慣病予防健診 特定健康診査 健康診査

※生活保護を受給している人は、年齢を問わず生活習慣病予防健診となります。
※職域保険とは、政府管掌および組合管掌保険、船員保険、共済組合、国保組合などです。


特定健康診査受診から特定保健指導までの流れ

  1. 健診の様子のイラスト5月下旬に、市国保から受診券を郵送します
  2. 受診券と被保険者証を持って、指定の医療機関で、6月から11月までに受診してください
  3. 健診をした医療機関が、本人へ健診結果の説明と生活習慣の改善に関する情報を提供します
  4. 健診結果から、特定保健指導の対象者には市国保から利用券を郵送します
  5. 医師や保健師、管理栄養士などの専門家が面接などを行い、生活習慣病の予防に向け支援をします

65歳以上の人はおたっしゃ健診も同時受診

市では、65歳以上で介護保険認定(要支援・要介護)を受けていない人の生活機能を診る「おたっしゃ健診」を実施します。
同健診は、4月中旬に郵送した「みつめてほシート」に記入・返送された人の中で、生活機能に一定の低下が見られる人が対象です。
対象となる人には、5月下旬に「おたっしゃ健診受診券」を郵送します。
健診費用は無料です。
なお、市国民健康保険に加入している65歳から74歳までの人は、特定健康診査と同時に受診することができます。

【問い合わせ先】長寿介護課(Tel0942-30-9038、Fax0942-36-6845)

立ち止まって見直しましょう
あなたの生活習慣

「誰もが健康でいきいきと暮らせるまち久留米」は、市が平成15年度に策定した健康づくり計画・健康くるめ21で掲げているめざすべきまちの将来像です。
乳幼児から高齢者まで、すべての市民の生活の質(QOL)を向上させるため「健康寿命の延伸」「生活習慣病の予防」「子育て支援と子どもの健康づくり」に取り組んでいます。
今年度から始まる特定健康診査は、生活習慣病を発症しやすい年代の皆さんが対象で、本市では13万6,000人・総人口の45パーセントになります。
バランスの取れた食生活、適度な運動習慣を身に付けることで予防が可能な生活習慣病。
ちょっと立ち止まって生活習慣を見直してみましょう。
予防の第一歩は、今の自分の体を知ることです。
そのためにもぜひ健診を受けましょう。

岩澤和子保健監の写真厚生労働省での豊富な経験を生かし、保健行政の現場をリードする健康福祉部 岩澤和子保健監


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