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平成19年 1194号
2007.12.1

ここからが本文です |特集|人権特集12月4日から10日までは人権週間

広がる 人権の輪

本市は、「わがまちは差別をなくす人間都市」をスローガンに掲げ、平成6年に「人権尊重都市宣言」を行いました。
翌年には、部落差別をはじめとする、さまざまな差別をなくすための「あらゆる差別の撤廃をめざす人権擁護条例」を制定。
これらを受けて、校区ごとの人権フェスタの開催や、児童・生徒からの人権ポスター・標語の募集などの取り組みが展開されています。
学校・地域・家庭が一体
中学校区ごとの「人権のまちづくり」は、回数を重ねるごとに着実に広がり、深められています。
学校と家庭、地域が、人権教育について連携して取り組み、草の根の啓発活動が実践されています。
江南校区
10回目の開催となった江南中校区人権フェスタが10月27日、江南中体育館であり、多くの人が参加しました。
「ひろがり」をテーマに、これまでの人権活動の取り組みを校区全体へ広げていくことをめざしました。
今回から、江南中の生徒が、ボランティアスタッフとして、点字、車いす、高齢者、妊婦体験の各コーナーで活躍。フェスタを通じ、人権感覚を身に付けています。
小学生に車いすの使い方を教えている中学生の写真小学生に車いすの使い方を教える中学生。少しの段差でも大変
屏水校区
11月10日、屏水中体育館で人権フェスタが開催されました。
学校での人権学習で学んだ「命」や「差別の中でたくましく生きてきた人々」を表現した小中学校の劇、園児や地域の人による歌や太鼓演奏がありました。
また、同和問題やさまざまな人権問題に関するパネルが展示されました。
善導寺小6年生が劇を演じている写真善導寺小6年生の表現発表
南校区
11月3日、南小体育館で南校区人権フェスタが開催されました。
テーマは「いのちと平和」。
久留米養護学校生徒が「ヒロシマのピカ」、久留米商業高校生徒が「かわいそうなぞう」の大型紙芝居をそれぞれ披露。
戦争をテーマに取り上げ、命の大切さや平和の尊さを訴えました。
そのほか、南小の器楽演奏や牟田山中演劇部による演劇が催されました。
久留米商業高校生徒による大型紙芝居の写真久留米商業高校生徒による大型紙芝居

子どもたちの願い

市では、毎年人権週間に合わせ、小・中学・高校生などから、人権ポスター、標語、作文を募集しています。
子どもたちが選んだテーマは、友情、命、平等、差別、いじめなど。
樋口奈美さん(明星中3年)は、誰もが同じ人間だという思いをポスターに描きました。(下)
標語の部門では、阿部滉生君(犬塚小1年)が「いのちがあってよかった。いのちはおかあさんがくれたんだ。ありがとうおかあさん」と、命の大切さを表現しました。
 
明星中3年 樋口奈美さん 19年度応募作品ポスター この世界に差別は必要ありません。
この世界では、肌の色、髪の色、瞳の色が違うだけで、差別が起きます。
今も、この世界のどこかで差別が起きているかもしれません。
肌の色や髪の色、瞳の色が違っていてもそれは個性です。
住んでいる場所や環境が違っているだけで、私たちは同じ空の下に住んでいる同じ人間です。
この思いを伝えるために、このポスターを描きました。
(明星中3年 樋口奈美さん 19年度応募作品より)

人権尊重週間街頭啓発
中心商店街で呼び掛け

11月21日、人権尊重週間を呼び掛ける街頭啓発が行われました。
久留米六角堂広場では、日吉小6年生が人権メッセージを読み上げ、フォークシンガーのむかい治英さんと参加者全員で「四季のうた」を歌いました。
その後、一番街・あけぼの商店街、西鉄久留米駅周辺でチラシを配布し、通行人に人権週間に行われるイベントをPRしました。

「青い空は」を合唱する日吉小6年生の写真「青い空は」を合唱する日吉小6年生


同和問題解決に向けて
学習した人ほど差別をなくすことに積極的

人権・同和問題市民意識調査の結果をみると、同和教育の学習機会が多い人ほど、同和問題に対する解決態度が積極的です。
市では、同和問題をはじめ、さまざまな人権に関する講演会やセミナーなどを開催しています。
各校区でも人権フェスタなどが開催されていますので、それらに参加し人権意識を身に付け、日常生活で行動することが大切です。
なくなっていない差別
平成15年から現在まで、筑後地区のT町で、同和地区出身者であるということだけで、辞職を迫るだけでなく、命をも脅かす内容の悪質なはがきが送り続けられています。
そのほかにも、電子版地名総鑑の発覚やインターネット上での悪質な書き込みなど、人権侵害は後を絶ちません。
「差別をなくす努力をする」は4人に1人
市は、3月に人権・同和問題市民意識調査報告書をまとめました。同和問題を解決するためにどのような態度で臨んでいるのかを尋ねたところ、全体では、同和問題を解決するために「差別をなくす努力をする」25.5パーセント、「差別しないようにする」56パーセント、「何もしない」15.5パーセントとなっています。
これを同和教育経験別にみると、経験の多い人ほど「差別をなくす努力をする」という積極的な態度が現れています。
この結果から、市や地域・学校などでの教育や啓発の取り組みが成果を上げていることが分かります。
今後も、市は、地域や学校と連携し、人権・同和教育がさらに浸透するように、学習機会の提供に努めていきます。
同和教育経験別にみた同和問題への対応
同和教育経験別にみた同和問題への対応のグラフ

学校で同和教育を受けた経験、地域や職場における人権・同和問題学習会への参加状況、チラシや広報紙での同和問題・人権問題記事の読書経験を点数化し、4つに分類しました。

【問い合わせ先】人権啓発センター(Tel0942-30-7500、Fax0942-30-7501)


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