《1・2班戦 展望》 今節のミッドナイトはA級1・2班戦・チャレンジの2本立。 北日本・関東・南関東・中国・四国・九州地区から集められた精鋭の攻防。北日本は2班でも優勝を量産してる125期生、佐々木亮太(青森)の自力には兄弟子、鹿内翔(青森)に、実績の杉山悠也(秋田)。関東はS下がりの自力型、磯川勝裕(東京)に、123期、依田翔大(山梨)には、追い込みの高橋泰裕(埼玉)。南関東は自力の金田涼馬(神奈川)には、復調、田中孝彦(静岡)が東勢。瀬戸内はS級点をキープしてる橋本凌汰(岡山)には、先輩、片山智晴(岡山)、自在、藤井將(広島)迄が中国で、宗崎世連(高知)の自在の後は、栗田貴徳(愛媛)、野本翔太(高知)が四国。迎え撃つ九州の総大将は、前期S級で100点近くキープした先行・捲りの田村大(宮崎)。地元、西田大志(福岡)が番手。捲りの長松大祐(大分)、復調、冨尾享平(沖縄)がライン参加。 2班で狙えるのは125期生、貝原涼太(栃木)、野村賢(山口)、松本昂大(長崎)。 《チャレンジ 展望》 今回のチャレンジは127期トリオの争い。 Ⅴ筆頭は丸山啓一(74期)の弟子、岩辺陸(静岡)、静岡北高時代はインターハイでスクラッチ・チームスプリント優勝の逸材、2度目で合格したが、先行に拘り続けた事で在所成績は19位でも、6月玉野の新人アドバンスは同期生相手に3連勝、本格デビュー後は大宮・弥彦で3連勝、9月は斡旋停止で休んだが、S級上位に通用するパワーは本物。𠮷岡優太(茨城)は明治大学卒のエリート、師匠は横山尚則(100期)、在所時はゴールデンキャップに輝き、デビュー後は9月迄は全て決勝進出で2度の優勝は立派、九州は5月別府で経験、逃げ主体の自力で大いに目立つ。諸隈健太郎(高知)は、早稲田大学在学中でも優秀な成績を残し127期に合格、ゴールデンキャップを獲り、在所成績6位の逸材、本格デビュー後は9月迄6場所全て優出で、3連対率100パーセントで2度の優勝は、岩辺・𠮷岡を上廻る快成績。逃げも捲りもS級に通用する。 |
田村 大 (宮崎) 27才 119期生 |
支部長、四元慎也(77期)の弟子は、仲間達と街道を乗り込み、強く成る為の武者修行で他地区の選手と練習する事で、確かな力を身に付けたのが前期S級の成績であり点数、来期のS級は決め、今期は9月まで4場所走り、2度の優勝は光って居り、九州代表として狙うはⅤのみ。 |
佐々木 亮太 (青森) 21才 125期生 |
小さい頃から父、健司(76期A2)が走る姿を見て育ったのもあり、高校まで野球に打ち込み、短期間の練習で125期に一発合格したのは才能、チャレンジは特昇で卒業し、4月からの快進撃で初S級は時間の問題。久留米は勿論初めて、そのパワーは1・2班ではトップクラス。 |
西田 大志 (福岡) 34才 98期生 |
名伯楽、藤田剣次(85期)の一番弟子。現在は梶原大地・海斗の兄弟の師匠として頑張ってるのが6月久留米記念の快走、準決まで進んだ事で点数は大幅アップ。今期はスタートの小松島決勝で落車した事で2ヶ月休んだが、復帰後は順調に優出が現在の調子。 |
磯川 勝裕 (東京) 30才 113期生 |
逸材揃いの113期でも出世は早く、S級迄は順調だったのに、上位の壁は厚く、跳ね返された事でスランプに陥り、A級生活を一年間送る事に成ったが、中途半端な運行を反省して自力に戻したのが今期の成績、現在の処S級点はキープしてるが、油断出来ないで仕上げての参戦。 |
鹿内 翔 (青森) 39才 95期生 |
父はS級で活躍した隆之(49期引退)で、師匠は佐々木健司(76期A2)。 強烈な捲りを武器にS級に長い間在籍してたが、今期からA級でも、S級に復帰すると決め練習してるのがこの成績、後輩、佐々木亮太は師匠の息子であれば弟々子。準決で一緒に成れば、当然決勝でも連携。 |
片山 智晴 (岡山) 41才 92期生 |
岡山工業高の先輩、柏野智典に弟子入り、現在では師匠に言われたか、これからは「お前がやれ」と厳命され、高校の後輩を面倒見てる岡山輪界のリーダー。 練習相手に事欠かず、それが前々期・前期のS級であり、来期S級返り咲き、今期も順調で、後輩橋本凌汰の番手は指定席。 |
依田 翔大 (山梨) 26才 123期生 |
日大時代は主に長距離走で活躍した頑張り屋なのに、こゝ迄S級に上がれてないのは信じられないが、同県で同門の末木浩二(109期)は大学の先輩、早く追い付きたいで練習してるが、不安は7月から2ヶ月間休んだ体調、今回は関東勢の先頭で逃げに徹す。 |
宗崎 世連 (高知) 34才 100期生 |
苦労して選手に成った事もあり、努力は惜しまず、その成果が3年前の高知記念GⅢでの準Vの大活躍でその年の競輪祭出場、6年前の6月宇都宮FIでS級優勝もあり、こゝ久留米は8月末に走り、和泉尚吾の捲りを追って優勝したばかり、当然連覇を狙っての再登場。 |
栗田 貴徳 (愛媛) 42才 93期生 |
昨年4月平塚の落車で骨盤骨折の重傷で約半年欠場、一時は引退も考えたそうだが、不屈の闘志でカムバックしたのは、これ全て生活のためにしても凄い根性、まだ7割も戻ってないが、今期はS級点キープに可能性を残して居り、狙うは優出であり優勝。 |